最後のletter                  ~天国からの手紙~


  教室に戻ると

  咲来が私に駆け寄って来た


  「捺希 どこ行ってたの?」

  「ん~?屋上」
  
  「屋上?」

  「うん笑気分転換にね笑

   私の人生短いからさ笑」

  バシン

  そう私が呟いたのとほぼ同時に


  私の頬がヒリヒリと痛みが走った


  一瞬何がおこったか分からなかった。

  クラスの子はみんな私達に注目だった。

 すると

 「そんな事言わないで!!

  捺希が死ぬなんて決まってない!!

  まだ、まだ時間はある。

 まだまだ 人生の始まりだよ!!

  もっと楽しもうよ。」


 そう言いながら咲来は涙を流していた。


 また 誰かを泣かせちゃった。

 「咲来 ごめん

  わかったから泣かないで」

 「う・・」

 「みんなごめん

  今の気にしないで」

  私はクラスの子たちにそう伝えた。


 あまり この話聞いて

 変に同情はしてほしくないから。
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