最後のletter ~天国からの手紙~
Dear捺希
今日は13時に家に行くから
From茄優
たった短いこの文だけだった
13時かー
あともう少しか
それから鞄に
診察券や財布やケータイを鞄に入れて
準備を済ませると
ちょうど13時になった
「捺希~茄優君来たよ」
玄関からはお母さんの声
「今行くー」
そう言って急いで階段を下りた
「茄優お待たせっ♪」
「じゃ行くか笑」
「うん笑
お母さん検査行ってくるね」
「いってらっしゃ」
お母さんに見送られて
家を出た
電車で行かないといけないから
ある意味嫌だ
だってたまに混んでるつきがあるから・・・