最後のletter ~天国からの手紙~
「茄優?」
そう咲来が声をかけるけど
茄優からの返事はない
「入るよ」
そう言ってドアの開けた
すると中は
真っ暗
カーテンも閉めっぱなし。
そんな茄優は
ベットに寝転んでいた
「茄優」
「あっ咲来 捺希」
「茄優 あんたいつまでそうしてるつもり??」
「はっ?捺希にかんけ―ねーじゃん」
「茄優
それで由音ねぇが喜ぶと思う?」
「由音の名前出すんじゃねー!!」
そう言って茄優は怒鳴った
バシン
けど
気がつくと私は茄優の頬をぶっていた
「ふざけないで!!
由音ねぇが死んで辛いのは茄優だけじゃない!!
私も咲来も夏葉もみんな、みんな辛いの!!
でも みんな 由音ねぇの為にも前に進んでるの!!」
そう私は怒鳴り返した
私の頬には涙が流れていた
「俺由音が死んだって信じたくない
けど毎日いないってことを思い知らされて
一歩進むのがコエ―んだよ」
「それでも由音は喜ばない
茄優に幸せになってほしいと思ってると思うよ。」