最後のletter                  ~天国からの手紙~


 「そっならいってらっしゃーい」


  そう言って愛結那は手を振った


  多分愛結那は

  私に「お母さんが理事長室に来るようにってさ」って言おうとしたんだと思う


  じゃないとあんな

  めんどくさそうな顔しないと思う


  はぁー今度はなんだろう・・・


  ほんとにいやな予感しかしないな・・・


  そんなことを考えて理事長室への廊下を歩いていると


  ビュン

  少しきつい風が吹いた


  その風は少し冷たくて

  ほんとに秋が来たことを知らしていた

 「捺希」

 「あっ昂輝!!」

 前を向くと昂輝がいた

 「学園祭の優勝クラス

  捺希のクラスなんだってな笑」

 「うん笑
  んでなんか今
  理事長から呼び出し」


 「なんだ??悪いことしたのか~?」

 「ははっまさか~
  じゃー私行くね~」

 「おう笑またな~」


 そして私は昂輝と別れ

 再び理事長室に向かった
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