最後のletter                  ~天国からの手紙~


   そう言って笑った茄優

   

  いつも茄優は自分の事はあまり話さない

  私が心配しないように

  いつも嘘をつく

  この震えには必ず何か


  意味があるはず


 「茄優嘘つかないでよ
 
 何で震えているの??」


 「捺希
  ごめん

  俺怖いんだよ」


 「えっ??」

 「俺は捺希はいなくなんねーって思ってる

  けどもし捺希がいなくなったら

  この夜空も笑いあうことも

  できなくなるのが怖いんだ」


 その声も震えていた

 そして茄優の目からは

 一筋の涙が流れた
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