最後のｌｅｔｔｅｒ ～天国からの手紙～
「私はもうすぐ死んじゃうんですか？？」
「それは分からない
病状を遅らせることはできる
けど・・・」
そこでいったん言葉を切った先生
でも次の言葉で私は
頭が真っ白になった
それは・・・
「けど もしその腫瘍が脳にまで転移すると
おそらく捺希ちゃんは記憶を無くしていくと思う。」
そう言われた
記憶がなくなる
ってことは茄優の事も咲来の事も
お母さんの事も皆のことを
忘れるってこと？？？
私はこの時思った
－できるだけ腫瘍が脳にまで来ないでーって
ただそう願うことしかできなかった
