最後のletter                  ~天国からの手紙~


  でも拒食症にはならないように

  お昼は

  ジュースだけにしたりしていた


  茄優達には適当に嘘をついている


  それに今のわたしは以前よりおとなしく

  過ごすようになった


  そんなとき


  いつもの病院の行き道だった

  今日は茄優じゃなくて咲来が付き添いに来てくれたけど

  道が分からなくなった

 「道が分からない」

  私はポツリそう言った

  咲来は

 「えっ?」ってびっくりしているけど

  それからは咲来が案内をしてくれた

 「咲来ごめんね」

 「ううん笑全然いいよ♫」って笑ってくれていた

 けど私は分かっていた

 脳に腫瘍が転移している事に
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