最後のletter ~天国からの手紙~
こんなに細くて退院なんかして大丈夫なのか???
でもこんなに喜んでる捺希を見ると
俺も自然と口元が緩んだ
「茄優
咲来は?」
そう言った捺希の声は寂しそうな声だった
「咲来は元気だぞ
でも毎日
俺の家や捺希の家に行って
すごく心配してんぞ」
「そっか・・・」
「本当の事話しても」
「ううん
それはできないよ
だって私はいつか咲来のことを忘れちゃうんだ
だからそれなら
会わないほうがいいんだよ」
その声も弱々しかった
寂しそうで会いたいって言ってるように
感じた