最後のletter                  ~天国からの手紙~


  「昂輝は何をそんなに引きずってるの??」

  「俺さ
   昔の彼女も病気だったんだ」

 「・・・」

 昂輝の話は私は静かに聞いた

 「その彼女も捺希に似た病気でさ

  一回別れを言われたんだ

  そん時俺は理由は知らなくてさ

  すんげー腹が立って別れたんだよ

  でもさ数日後彼女が死んだって聞いた
  その時初めてあいつが病気だってことを知ったんだ

  それから俺はすごい後悔して

  何で理由をあの時に聞かなかったんだって

  どっかで病気だってことの印があったんじゃねーかって

  何でもっと早く気付かなかったんだって何度も後悔した

  だから捺希は俺の大切なダチだからさ

  前みたいに後悔したくねーんだよ

  でも俺はお前が死ぬとは思ってねーから」

 「昂輝
  ありがとう
  頑張って治すよ♫」

 「おう!」

 そう笑った昂輝は

 もう辛そうな顔をしなくなった
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