最後のletter ~天国からの手紙~
ー茄優sideー
次の日の朝
俺はいつもより少し早く起きて
病院に向かった
今日は捺希の一時期の退院の日
「捺希
おはよ」
「茄優~早いね
おはよ」
捺希は捺希のお母さんと一緒に
荷物を詰め込んでた
「おばさん
おはよう」
「茄優君
毎日ありがとうね
おはよ」
そう俺に微笑んでくれるおばさん
そして捺希は
荷物を鞄の中に詰めていた
「忘れ物ない?」
「お母さん
うん
大丈夫だと思う」
「そう
じゃ行こっか」
そして俺たちは
病室を後にした
「捺希ちゃん」
病院の入り口まで紗原先生は見送りに来てくれた
「はい」
「あの条件
忘れないように」
「分かってますよ」
「ならいい」
「先生ありがとうね笑」
そして捺希は今日
無事に退院した