最後のletter ~天国からの手紙~
家に着くと捺希は
余計明るくなった
「茄優!家上がっていってよ
一緒に片づけ手伝って~」
「んっ」
そして俺は捺希の部屋に行った
案外捺希は
自分の部屋の場所は覚えてたみたいでよかった
でも一番の心配は
捺希が咲来と会ったら
すぐに誰かわかるかだ
今の咲来は
少し痩せ気味だから
「ねぇー茄優
私夜の海行ってみたい!!」
そう言う捺希の目はきらきらしている
捺希は知っている
俺がこの目に弱いことを
「あー分かった
近いうちに行こうな」
「わーぃ!!
ヤッタ笑」
って言って大はしゃぎの捺希は
ほんとに高校生には
見えないほど
幼く見えた