最後のletter                  ~天国からの手紙~

  そして咲来との約束の時間になった

  「捺希ーそろそろ行くぞ~」

  「はぁーぃ!じゃーねっおばちゃん」
 
  「またいつでも来てね」
  
  「うん!」
   
  そして俺たちは咲来と待ち合わせの場所に向かった


  家は隣りなのに何で待ち合わせなんだ?って

  不思議に思ったけど

  咲来がなかなか折れなかったから

  仕方なく待ち合わせにした


  「茄優!捺希!」

  待ち合わせの場所に着くと

  すでにいた咲来が俺たちに

  駆け寄って来た
 
  「だっ・・・れ?」

   捺希は少し遠慮気味にそう言った

  そう・・・捺希は

  この約2か月ぐらいで

  咲来の事が分からなくなっていたんだ

  毎日のように咲来の名前を出していても

  顔は忘れていたみたいだった

  「捺希~わたしだよー
   咲来!」

  「あっ咲来・・・・

   ごめん」

  「もー気にしなくていいよ~」
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