最後のletter ~天国からの手紙~
「捺希。もう一度考えてみてよ
私捺希がいないと寂しいよ
藍子さん言ってたよ?
「あの子は遠慮する子だからね
まぁこっちにしてみればイトコな訳だから
もっと頼ってほしいくらいだけどね」って
それに退学届はまだ藍子さんが預かったまま
今は休学って形になってる」
「藍子ちゃん
咲来ごめんね
でもこれはもう仕方ないの
けどたまには顔は出すようにするつもり」
「ほんと!?」
「うん」
「ヤッタ」
そう言って嬉しそうに笑う咲来
確かに俺も寂しい
ずっと一緒にいたから
尚更寂しい