最後のletter ~天国からの手紙~
愛結那はずっと
溜めていたんだろうな
自分が泣いたら余計
捺希が気を使うとか悲しむとか
色々思ったんだろうな
「愛結那
捺希は大丈夫って信じようぜ」
俺は泣き崩れている愛結那の肩に
そっと手を置いた
「そうだね笑
私達が信じないとダメだよね」
それからはいったん
病室を出て
庭らしいところで愛結那と他愛ない話をしていた
「そろそろ私は帰るね」
「あぁ」
そう言って愛結那は帰って行った
俺はもう一度
病室に戻った