最後のletter                  ~天国からの手紙~


   その時だった

  ピクピク

  捺希の手がひそかに動いた


  「咲来!捺希の手が動いた!」

  「ウソ!捺希!!
   捺希」


  「んっんっんん」

  「捺希!分かるか??」
   
   俺はそう声をかけた

   でも捺希からかえってきたのは予想外の言葉だった
  
  「だ・・・れ?」

   そうかえって来た

   俺たちの事忘れてる・・・・・

  「もー捺希~~

   私達だよ!
   茄優と咲来だよ」

  俺と違って咲来は明るくそう言った


  「さくらとなゆ??」

  「そうだよ!!

   捺希の幼馴染だよ」

  「咲来 茄優

   ごめん・・・」

  「いいって気にすんな」
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