最後のletter                  ~天国からの手紙~


  「冗談だろ?」

   そう言いながらお父さんの顔は強張っている

   引きつった顔をしている

  「ううん。

   もともと心臓も異変があるし

   肝臓がもともと悪かった

   でも 病名はよくわからないって。」


  「何で 捺希なんだ??」

  「でも この体は生まれつきだから

   でもね 私はこの体でも

   嫌だとは思ったことはないよ!」


  「捺希・・・」

  「だってね この体じゃなきゃお母さん達に出会えなかったんだもん」

  私は必死に涙を堪えた

  今は絶対泣いちゃダメ

  お母さん達に余計な心配をかけたくないから

  「捺希は強いな」

  「お母さん 私お母さんを恨んでないからね。

  こんな体でも大切に育ててくれてありがとう♫」


  そう言い残し私は

  急いで自分の部屋に戻った
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