最後のletter                  ~天国からの手紙~
  


  「茄優!」

  見事私と咲来の声がかぶった。


  「よっ!」

  「おはよ!!」


  昔から私達は三人で登下校してて

 待ち合わせはだいたい私の家の前だって

 私と咲来はずっと家の前でしゃべってて

 茄優が突然の登場にすごくびっくりした


 「で?何が言えたらいいの?」

 先に歩きながら聞いてくる茄優に

 なんて言ったらいいのか分からない。

 「えっ?あ~なんでもないよ」

 「怪しい!捺希って嘘つくとき

  絶対えっ?って先につく。」


  お見通しか。

 でも今はほんとに言えない。

 言う勇気がないんだよな。
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