最後のletter ~天国からの手紙~
そんな事を考えていると
咲来が声をかけてきた
「ボソッ)捺希 茄優に言ってみたら??」
「でも・・・」
「大丈夫だよ
茄優だってきっと話してほしいと思うよ」
「分かった」
「2人とも何コソコソ話してんの??」
「あのね 茄優。
私ね実はね・・・」
それから私はすべて茄優に話した。
茄優は何も言わないでただ聞いていた。
そして話が終えると
少しの沈黙だった。
「捺希。」
沈黙を破ったのは茄優だった
「何でもっと早く言ってくんなかったんだよ。」
「だって言ったら茄優
もっと元気なくなっちゃう気がした。
由音ねぇの事で元気なくしてたから」
「それでも言ってくれればよかったんだよ!!!」
「言おうとしたよ!!
でも怖かったんだから仕方ないじゃない。
私の人生後2年しかないんだよ??
そんなの簡単に言えるはずがないよ!!
怖いに決まってるよ!!
病名も分からないし治療法も分からない
これでも私は助かるって言える??
私は助かる方法なんてないの!!
いつ死ぬか分からないの!!」
それだけ言って私は走って学校に向かった。