最後のletter                  ~天国からの手紙~


  せっかく茄優が学校に行こうと

 前に進めたばかりなのに

 何でこうなっちゃうのよ

 何でまた茄優を傷つけるような言葉を言っちゃうんだろう

 
 もうこんな自分が嫌だよ

 
 走ったから

 軽い発作が起きた。

 その場にうずくまっていると

 意識が切れた。


 やっぱり走るんじゃなかった

 そして目を覚ますと

 見慣れない天井が見えた

 「やっと起きた」

  突然声がして振り向くと

  昂輝がいた

 「昂輝・・・?」
  
 「捺希下駄箱の前で倒れてたんだぞ??」

 私の言葉をさえぎって話出した昂輝

  あ~やっぱり軽い発作じゃなかったんだ。

 「昂輝が運んでくれたの??」

 「あ~」

 「そっか。ありがと」

 そう笑って言った
 
 けど昂輝はなんか納得しない表情だった


 「お前作り笑いやめろ」

 「えっ?」

 「作り笑いすんな」

 「ははっ癖でね」

 
< 39 / 331 >

この作品をシェア

pagetop