最後のletter ~天国からの手紙~
第2章 空の色 心の色
仲直り
それから私と昂輝はまた
他愛ない話しをして
昂輝は一時間目の授業が始まる前に
教室に帰って行った。
それから私も少したってから
教室に戻った。
ぎりぎり一時間目までには間に合った。
教室には咲来と茄優の姿があった。
私達三人とも
席がすごく近いため
茄優とは気まずいまま
私は席に着いた。
「捺希 大丈夫??」
「あ~うん」
「また発作?」
「走っちゃったから笑」
「ごめんね。私が余計な事言っちゃったから
ごめん」
茄優には聞こえないぐらいの大きさで
咲来は謝って来た
「いいよ。謝らなくて。」
「でも・・」
「でもも何もないの」
「ありがと」