最後のletter ~天国からの手紙~
そう言って咲来は笑った
でもどこか寂しそうな笑顔。
でも私は気づかないように
前を向いて座りなおした。
けど 一時間目の授業は耳に入ってこなかった
それから 早く放課後になっていた
今日の授業は全く耳に入ってこないまま
今日一日の学校が終わった
茄優とは気まずいまま
ひとごとも話さなかった。
茄優は今日から部活も復帰するみたいで
部活に行って
帰りは私と咲来の2人だった。
最初はすごい沈黙だったけど
咲来がその沈黙を破った
「捺希。茄優すごい反省してたよ」
「えっ?」
「茄優ね捺希の気持ちも考えないで
無責任な事言っちゃったってすごい反省してたょ。」
「そっか。あとで茄優と話すよ笑」
「うん。あともう
死ぬなんて言わないで」
「でも 私が助かる方法ないんだよ」
「前も言ったでしょう
まだ人生の始まりだって」
「そうだね。分かったよ」