最後のletter ~天国からの手紙~
そして 私は空を見上げた
今日の空は春なのに
もう夏の空の色をしている空
でも 私の心は
真っ暗に近くて
暗い色をしていて
空と真逆な色をしている
フワッと吹いた風は
やっぱりもう
ふんわり夏の香りがしていた
そろそろ夏が近づいてきている。
それから
咲来とは会話がなくて
私の家の近くて別れた。
家に入ると
夏葉とお母さんの靴があった
「お母さん ただいま」
「捺希 おかえり」
「お姉ちゃんおかえり」
「ただいま 夏葉」