最後のletter ~天国からの手紙~
「捺希ちゃんこんにちは」
「こんちは」
「じゃちょっと音聞かせてもらえるかな?」
そう聞かれ私は
シャツ以外めくり上げた
それと同時に聴診器のひんやりした
温度がシャツの上からでも感じた。
そして何回か胸あたりに聴診器を
当ててから
聴診器が離れた。
「今は大分安定してるね。
大丈夫だよ笑」
「あの 紗原先生」
「どうしたんだ??」
「私の人生後どれくらいなんですか?」
「えっ?」
「お願いします
どうしても今聞いときたいんです」
「捺希・・・」と
咲来がつぶやいていた
咲来はずっと後ろに立っていてくれた。
でも 私はまっすぐ先生を見た。
紗原(スズハラ)先生は私が小さい頃からお世話になっていたから
私のことをよく理解してくれる。
だから余計に話してほしくて
もっと力づよく見た