最後のletter                  ~天国からの手紙~


  先生の表情は

  険しい顔だった。

 「捺希ちゃん

  実はね・・・

  捺希ちゃんの病気
  悪化してて

  肝臓に腫瘍が見つかって大きくなってるんだ」

  「じゃ・・・

  わ・・たしもう

  長くないの??」

  「分からない。

   だからちょっと入院してもらう。」

  「またか・・・わかりました。」

  「それじゃお母さんに連絡は入れておくから」

  そう言われて私は小さく頷いた。

  そして先生は病室を後にした。

  
  前から肝臓が悪いのは分かってるけど

  まさか腫瘍が見かったとはな。
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