最後のletter ~天国からの手紙~
そう言うと俺の頬に涙が流れてきた
捺希がもういなくなると思って
余計怖かった。
けど 捺希はこんな俺を責めなかった
「もういいよ
反省してくれたんなら。
でも怖いよ」
「えっ?」
突然捺希が発した言葉は
ほんとに弱々しい声で今すぐにでも消えてしまいそうな声だった
「この世界からもし私がいなくなったら
みんな私の事忘れちゃうのかな?とか
たまに思っちゃう。
でも 私が死んだら由音ねぇに会えるのは嬉しい
けどやっぱり由音ねぇのぶんも生きたい
まだ死にたくない!!
怖い
治療法が早く見つかってほしいよ」
話してる途中から捺希の瞳からすごい涙が出てきて
最後のほうは叫び気味だった