最後のletter                  ~天国からの手紙~

ー捺希sideー



  目を覚ますとカーテンの隙間から眩しい光が

  私を照らしていた

  棚にはきれいな花が飾られていた。

 そして果物がたくさんおいてあった。


  時刻は朝の9時だった。


  学校行きたかったけど

  入院になっちゃったから

  当分いけないな。


  「あら 捺希起きたの?」

  「あっお母さんうん」

  「そう。おはよ」

  「おはよ」


   お母さんはこんな朝早くから

  私のお見舞いに来てくれてたなんて

  でも やっぱりどこか

  気まずい
< 70 / 331 >

この作品をシェア

pagetop