最後のletter                  ~天国からの手紙~


  健康な人には

  病弱な人の気持ちなんかわかるはずがないよ


  いつ死ぬか分からないこの恐怖さが分からない

  バチン

 そんな事考えていると

 突然私の頬が痛くヒリヒリして来た

 私の頬をぶったのは

 茄優だった

 「ふざけんなよ

  ナニ平気なふりして笑ってんだよ

  俺には全部ぶつけろっつただろ」

  「ぶつけて何になるの??

  茄優の気持ちは嬉しいよ
  でも頼って助けを求めたって
  どうにもならない

  それに 同情なんかされたくない。

  私の気持ちなんかわかるはずがない

  いつ死ぬか分からない

  腫瘍がどんどん大きくなってくる

  治療法ナイ

  こんな体誰かに訴えてどうにかなるの??

  ならないでしょう??」
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