最後のletter ~天国からの手紙~
「捺希ちゃん
捺希ちゃんの今の肝臓にある腫瘍が
徐々に大きくなってきていて
命の危険がある
だから我々は手術を進める」
「・・・・」
私はびっくりして
声を出せなかった
けど 先生はどんどん話を進めて行く
「だから明日
保護者ともう一度来てくれるかな?」
「・・はい」
そして診察室を出た
~帰り道~
帰り道 お互い気まずい雰囲気が流れていた
そんな中咲来が先に口を開いた
「捺希・・大丈夫?」
「だい・・じょぶ・・じゃないかな?
今回ばかりは・・」
「・・・・」
「怖いんだ。
ホラもしこの手術が失敗したらさ
私死ぬって事じゃんか
もしそうなったら私悔いが残る
みんなにお礼も言えずに死んで
笑顔を見せれないまま死ぬのはいやなんだ
死ぬんなら笑顔を見せてから
お礼を言ってから死にたいの
それにまだ 由音ねぇのぶんも生きれてない」