無添加少女
入学二日目。

あたしはドキドキしながら教室のドアの前に立つ。

あたしの一番のコンプレックスは、一重マブタ。それを隠すためにしていた眼鏡。

それをリョウとやらに奪われた。

しかもしかもしかも!!

パンツ見られた。

ブルマだけど。

アレ、あったかくて履き心地最高なんだよなぁ、じゃなくて!!

パンツ見られたの恥ずかしい。

ほんとにほんとに恥ずかしい。


だったら、変装してあいつらにあたしってバレたくない。

あたしは、スカートを短くして、髪を結んで、アイプチをして二重にしたのだ。

これで、あたしってバレないよね?

バレない…と思いたい。


「うわっ!!」

昨日の男の声がした。

あたしはビクビクしながら振り向いた。スカートを思わず押さえたのは言うまでもない。

どうやらパンツのリョウはいないようだ。ホッとしたのもつかの間…。

「まじチョーやべぇ…」

やっぱりバレたのかな…

「俺めっちゃ好み!!!」


…ハイ???

< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop