ねぇ、ラブ。
「あのさ、ボク、このまえならったんだけど」


「え…」


「愛ってね。えいごで


‘ラブ’って
いうんだって・・・だから」


「ラブにする!」


ボクの言葉は、すっかりお日様笑顔になった
愛によって遮られた。


「ラブだったら、ほかのあいちゃんとちがうもん!きょうからラブってよんでね」


その後、両親の説得むなしく
愛はワガママを貫いた


いつしか、ラブと言われる方が自然になり


今ではそれが当たり前だ。


ラブが5才
ボクが7才の頃の話しだ


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