ねぇ、ラブ。
「大丈夫!ラブはすぐに彼氏作るから安心して」
得意げに言ってみせた。
まぁ、半分は安心出来るだろうか
ラブは元々とてもポジティブで
その前向きさと明るさから友人も多い。
男友達も沢山いるが
今までは、それが恋まで発展する事はなかったみたいだ。
「ご馳走さま!じゃあ行ってきま―す」
「いってらっしゃーい」
嬉しそうにラブが一足早く家を出た。
「ボクも行くよ。」
ラブほど明るい気持ちにはなれなかった。
今日から3年だ。
大学受験を控えている。
学校生活を楽しんでいる場合ではなかった。