俺、お前のこと好き。




『…何??』


振り向いて、いつもの顔を向けてくれる。



昔のままの秋でいてくれる。








よかった。


それだけで、あたしは幸せ。






伝えて…いいよね。






すぅ…っと一息、大切に吸い込む。







『小さい時からずっと秋が大好きだった』






やっと言えた。


あたしの本音…。










―――――涙が頬を伝った。

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