俺、お前のこと好き。
当たり前じゃい。
そう言うと真琴はちょっと安心したようで、顔が少し和らいだ。
「そっか、桃子にいっておくよ」
心配…かけたよな。
「昨日の放課後、ちゃんと説明したからそれが広がってくれるといいけど」
「なにを?」
なにを、って。
キスしたことと付き合ってるのかってこと。
俺の評判は下がるけど、優奈がいじめられることはないだろう。
こういうときは、男が責任を持たないといけない。