俺、お前のこと好き。



一瞬、時が止まった。



というか、止まったような気がした。







教室に居る人みんなが、あたしの声に耳を済ませてるようで…少しすくむ。







けど、それでも気後れしない。



決心ちゃんとしたんだから。








それなのに


そんなあたしの決心を、回りの人によって崩される。











「…水谷くん泣いてるよね…」






そう鮮明に聞こえた。


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