俺、お前のこと好き。



愛里が屋上から手招きをする。







今日二度目の屋上。


愛里と会った屋上。



屋上に出ると、冬の風が、冬の空が。






「愛里」





俺を応援してくれてるような気がするんだ。





俺から言えなくてごめんな



愛里に助けられてばかりでごめんな






だからせめて


これから言うことだけは、俺から話させてほしい。








勇気。





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