俺、お前のこと好き。






ただなにも考えず温もりに浸っていると、抱きしめる力が緩くなって、そして離れた



…と思えば、あたしの指に秋は自分の指を絡める。






きゅっ、と優しく包み込む秋の手が優しい。







そうして、あたしの顔を見つめて、秋は優しく微笑むんだ。





雲1つない空を空いてる手で指差して。





「愛里、青空だよ」







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