俺、お前のこと好き。







あ、見られてたんだ。

幼馴染みに見られてるって結構恥ずかしい。



       

だけど、そんなとこは見破られたくない。








「目の錯覚」 




優奈の相手するよりも愛里と連絡とりたいし。

俺は優奈にせなかを向けた。





「高城…さん?まだ別れてなかったんだ」



…え?

振り向くと、ふらっ、と優奈が一歩近づく。



今にも泣きそうな顔に、少し心が揺れる。









愛里と別れる?

優奈なにいってんの?



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