俺、お前のこと好き。





にこっ、と王子スマイルを浮かべる秋。


その笑顔の裏にがっかりした顔が思い浮かんで悲しくなる。






ごめんね、すぐ行くから…。






「秋、早く戻るから先に食べてて??」



「了解、がんばってね」



“ちゃんと待ってるよ”



そんな気持ちが伝わる。





「またあとで!」


「ん」



そう言って、あたしは職員室に向かった。




早く終わらせて秋のところにいかなくちゃ!

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