俺、お前のこと好き。





思ったより早く終わった手伝いに、自分でもびっくり。

あたしってもしかしてホチキスでとめる作業だけは得意なのかも(笑)



ようするに、雑用係。




「ありがとうございます、おつかれさまでした」





先生はそう言って、あたしの手の中に1つ、飴をおとした。




イチゴ味の、可愛い包み。




「…先生」





「なんですか?」







「先生には似合わない飴をお持ちなんですね」



うん。




どつかれるな。






< 52 / 225 >

この作品をシェア

pagetop