俺、お前のこと好き。









そのままあたしは、



階段から――――崩れるように落ちていった。




スローモーションに見える階段。


逆さまの景色。









推定7段。



落ちてくのを感じながら、あたしは意識を手放した。







これが夢ならいいのに。

でも落ちることが現実であったらいいのに。





なんて矛盾した頭のなか、思い浮かぶのはやっぱり








秋の笑顔でした。










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