俺、お前のこと好き。









さっきの噂の情報源の人だと思われる




平崎優奈だった。







その子を取り囲んでる女の子達が口々に平崎、と言ってるからそうなんだろう。









平崎優奈は囲まれて、暴言を吐かれたり蹴られていた。




目と耳を塞いでしまいたい光景に、あたしは思わず背をむけた。












それなのに



すすり泣く平崎であろう声に、あたしの足は引き返す以外の道を選ばなかった。








< 76 / 225 >

この作品をシェア

pagetop