俺、お前のこと好き。





たくさんハグして、たくさんキスして。
初めは恥ずかしかったけど、今はしないと寂しくて。

あたしの中で、秋は何よりも大きな存在。



「愛里……」




あたしよりもっともっと大きい秋の腕の中は心地がいい。



「何?」


「ふわふわしててかわいー…」






俺様っぽくなるときもあればクールなときもあるし、甘えん坊になるときもあるし。


二人のときにだけ見せる秋の素顔はいつ見てもキュンってする。



秋がもてるのは仕方ない。こんなにかっこいいんだもん。


でも、こんなに秋のこと知ってるのはあたしだけ。





秋はあたしだけの王子様…だよ。


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