俺、お前のこと好き。










「あの……ッ!!水…谷…さん……」





いきなり走り出したから息切れしてしまう。


階段をかけ上がって、青空の広がる屋上。





ふわふわただよう秋の髪を見ながら、呼吸を整える。







呼び掛けると秋は振り替えって


ふわっ、と優しい笑顔を浮かべた…







「付き合って」









たった一言







あたしの心を揺らがせるのに足りないものなんて1つもなかった。









< 89 / 225 >

この作品をシェア

pagetop