俺、お前のこと好き。






頬をぬらす何かを手で拭い、あたしはベッドから降りた。



頬を濡らす“なにか”なんてみとめたくない。




現実なんだって肯定しちゃうことになるから。









今日から秋は、隣にいないこと










なにか、生活が変わった気がした。



「寂しいなぁ…」




秋がいなくなるなんて、昨日まで全然考えてなかった。



秋がいることが当たり前になっていたから…



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