青空バスケ―番外編―
P.M 06:00 谷家到着(2回目)
朝と同じようにインターホンを鳴らした。
……だけど、何回鳴らしても返事はなかった。
いないのかなー……でも、さっき電話来たばっかりだしな……。
試しに谷家のドアを開けてみた。
……すると、鍵がかかってなくてあっさりとドアが開いた。
……………。
「優太ー、入っちゃうよー」
一応声を掛けてから谷家の中に足を踏み入れた。
何回か来たことがあるから大丈夫。
不審者とは思われないはず。
……でも、家の中は真っ暗だった。
電気がどこもついてなかった。
「……おっかしーな……」
とりあえず、いつもお邪魔するリビングに入ることにした。
リビングも真っ暗だったけど。
俺はドアノブに手をかけてゆっくりとリビングのドアを開けた――