ありがとう
『あっ!俺龍だけど、ゆり居ますか?』
『あら!龍君ね!』
『お久しぶりです』
『見ない内にまた、かっこよくなって』
『あのー、ゆりは?』
『あらゴメンね』
『ゆりー龍君よ』
『あっ!上がって』
俺は上がるなり、すぐにゆりの部屋に向かった。
ゆりを見ると、恐ろしいほど、傷やあざがあった。
『ゆりッ!』
『龍』
ゆりは泣きながら、俺に飛び付いた。
『どうしたんだ?その傷は?』
『私、あや達にイジメられてるの。』
『お前、それは本当か?』『うん』
ゆりは泣きながら、イジメられてる理由を聞いた。
それは、あや達は俺の事が好きみたいで、だから一緒に登校しているゆりに嫉妬してやってるらしい。
それを聞いた俺は、
『ゆり、きつかったな、悪かったな、ごめんな』
『ううん。龍のせいじゃないよ』
そして、俺はゆりを抱き締めた。
『ゆり、付き合おっか?』『えっ、でも…』
『あや達なら大丈夫!絶対に守るから、約束する』
『龍、信じるよ』
『ありがとう』
二人は何時間もくだらない話んして、笑いころげていた。
ゆりの時計を見るともぉー8時になっている。
『ゆり、もぉー行くな、明日朝迎えにくるからな』
『うん』

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