赤い月 肆
「俺らと違うって…
ア○スだろ?」
「仮面ラ○ダーだってば!」
「違うよ?
うさぎちゃんは女神なんだよ?」
「いやいや。
全部違うケドも。」
あらら?
最後の、小鞠ちゃんでショ?
なんでオニが女神に変わってンだ。
「詳しくは言えねぇケド、うさぎサマは本来、こんなトコで高校生やってるような人じゃねーンだよ。
でもってあの男も、ソッチの世界のヤツなワケ。
ヘタに『行くな』とか揺さぶって、うさぎサマがコッチよりソッチを選ンじまったら、もう手が届かなくなンだよ。」
…そーなの。
代弁ありがと、薫。
腕を組んで天井を仰いでいた大吾が、チラリと景時を見た。
「犯罪に加担したかねーケド…
監禁しちゃえば?
高杉、得意だろ。」
イヤな特技だな、ソレ。
履歴書にゃ書けねぇよ。