ラッパート!
永遠の調べ
永遠の調べ
ついに、吹奏楽コンクールの幕開けだ。
辛い合宿を終えて、僕たちはついに本番の会場へと足を踏み入れた。
「すげーな。」
明がぽつりとつぶやいた。
僕は、そんな明の言葉に頷いた。
「挨拶相撲だよ。元気に挨拶しないとたいしたことないって思われるよー?」
那音先輩は、僕達をみてそういうと、にやりと笑った。
「こんにちはっ!」
「こんにちは!」
予選が行われるホールのロビーは、このように各学校が挨拶を交わしている。
上手な学校ほど挨拶は大きく、オーラが違う。