君との幸せな心愛
宏樹は、家庭でも、少しずづ話すようになってきたようで、宏樹の父親からお礼の電話が入った。
「本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。それより別件ですが、先生は、私と朝、同じ電車に乗ってませんでしたか?」

「えええ~~~気づいてたんですか?私、初めてお会いしたとき、びっくりしまして・・・」

「私も内心、驚いていましたよ。まさか、こんなおしゃれな先生がいるなんて・・・」

それにしても、電話を通しての声も、宏樹とよく似ている。宏樹の父親も会社でもてそうだな。それに、桃の好きなピンクのネクタイたまにつけてたしね。
明日は、1両目に乗ろうかな。挨拶しないと。
< 21 / 78 >

この作品をシェア

pagetop