君との幸せな心愛
注文して中で待ってることになっていたけど・・・

まだ6時35分、恥ずかしいから、車の中で待っていた。といっても、真っピンクな桃の車は知ってるから、向こうはすぐにわかるはず。

6時55分、ドキッ。電話がなった。

「ごめん、5分くらい遅れるかも・・・」
「あ~大丈夫です。」

桃は店に入って待つことにした。

時が数秒ごとに刻む。

ようやく7時00分


すると一人の男性がやってきて桃に声をかけた。

見た目は、「やくざ?」って思うほどで、少し慌てた。

それが我流こと「洋介」だった。

でも、彼が今まで言っていたことはすべて真実で、正真正銘のお金持ちなのはすぐにわかった。実際、メールと変わらず、紳士的で、頭が切れる。

いつのまにか、恋人同士のようにお互い完全に惹かれあっていた。

第一印象は、「やくざ」(服装が派手だったのと、金のネックレスがすごかったので。)

彼の第一印象はどうだったんだろう?3年経った今でも教えてくれない。
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